ストーリー
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古の昔、 青年は鬱蒼とした深き森を、そして険しい岩山を越え、 その先にある洞穴を目指し歩いた。
善なる神に仕えし者の集う寺院に残された朽ち果てた書物にはこうあった。
「かの地の洞穴は月夜を住処とするゲソル神が住まう地下神殿へと続いている」
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自らが治めることとなった小国は多くの問題を抱えている。 「神々の千年戦争」を戦い抜いた後も肉体を残したとされるゲソル神、 かの神ならば今も大きな力を持っているに違いない。 多少の犠牲ならば構わない、引き換えに我が国を守護して貰えないだろうか?
青年は、若き王は、そう考えていたのだ。
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かくして、深き森に住む野獣を退け、天翔ける飛竜を下し、洞穴に巣食う妖魔を倒し地下神殿へとたどり着いた若き王はゲソル神とひとつの盟約を結ぶ。
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~災厄から国を守る代償として自らの血を継ぐ娘を捧げる~
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以来、大陸西部の山間にある小さな王国「トレアルド」は 王家に生まれた姫の「その後」を国民に知らせることはなかったが、
幾つもの周辺国が滅んだ戦乱にも、 原因不明の流行り病にも、大きな災害にも巻き込まれること無く、 平和で静かな時を過ごしたのである。
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あの隠された盟約の日からどれだけの時間が経っただろう?
シルト聖暦1501年、カーライル王は14歳となったラヴァナ姫をゲソル神に捧げる事を拒んだ。
来る忌まわしき儀式の日、王の命を受けた数千の兵は歴代の王が整備した参道を進軍しゲソル討伐の為に地下神殿へと乗り込んだ。
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これに激怒したゲソル神は地下神殿の最深部にあるという異界の門を開放した。
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次々と現れる異形の怪物たちに兵士達は虐殺され、夜ともなると王国各地に魔物たちが現れ住民たちの命を奪っていく。 それまで平和だったトレアルド王国は地獄と化した。
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多くの兵を失ったカーライル王は国内外に布令を出した。
「ゲソルを打ち破りし者に我が財宝の全てを授けよう」
トレアルド王国に集う冒険者たちの中にあなたの姿があった。これから始まる苦難など知ることもなく多額の報奨金と名誉を求めて……
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